海苔のおはなし

第63話 世界の海苔事情:ロンドン編

さて久しぶりに、世界の海苔事情シリーズです。今回は、2012年夏のオリンピック開催地である、ロンドン編です。イギリスでの海苔事情は、32話の「世界の海苔事情」で、ウェールズ南部地方で食べられている伝統料理、海苔のペースト「Laverbread」についてお話しました。イギリス品種のLaver(海苔)を数時間かけて茹でてペースト状にしたもので、そのままパンに塗って食べます。ミネラルとタンパク質、鉄分、ヨウ素が豊富で、しかもビタミンB2、A、Cが多く含まれているLaver(海苔)は、その栄養をとることのみならず、パンと組み合わせることで、パンの消化を助けるという効果を大いに発揮しています。


この「Laverbread」をロンドンで探してみましたが、残念ながらあまり一般的には浸透しておらず、アイリッシュ海の沿岸地域の限られた地域でのみ見られる食習慣のようでした。
しかし、ロンドンでは、日本の「海苔巻き」が大人気。日本食を取り扱っているスーパーのみならず、最近では、ちょっとオシャレな大型日本食チェーン店などが多く見受けられます。



海苔巻きは、写真のように、"white rice Nori"などの名前がついて、売られています。オーガニックライス、ブラウンライスなどで作られた海苔巻きが人気だそうで、ロンドンの人々は、「海苔巻き」=「ヘルシー」という認識をしています。健康に気を使うビジネスマンなどが、会社でのランチタイムに、お味噌汁と一緒に購入していくそうです。



すでに、"Sushi(寿司)"は、多くの国で共通語になっていますが、「寿司」のみならず、日本語の「海苔」がロンドンでもそのまま「Nori」と呼ばれているのは、日本の「海苔」という食品・それを食す文化が認められているような感じがして、うれしい気持ちになりますよね。

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